2024年に引き続き、今年2025年も追加で内窓を設置したのですが、まずは2024年の内窓設置について書きます。13箇所の内窓の定価総額1,457,200円のところを国の補助金と神奈川の補助金を使うことで施工費、消費税含め総額74,000円の支払いで済んでしまいました。安くするためにどのように業者の選択したかと、さらに安く済ませるために利用した神奈川県の補助についても書きます。また、我が家のメーカー規定外の段違い窓にどうやって内窓を設置できたかも解説します。

まず、どの業者を選択するかで安く抑えられるか否かをほぼ確定します。業者によって驚くほど金額が違いますし、しかも、何%引きと大きく表示されていてもそのれがほぼ意味がないことが実際にやってみてわかりました。私の場合には、まず、ネット上の大手内窓専門業者や地元の小さい業者など3社に現地調査および見積もりを依頼しました。すると予想よりもどちらも結構お高い見積もりとなってしました。その原因は、
- 国への補助申請手数料が含まれている
- 施工、廃材処理、運び込みなどの費用が高い
- 会社の方針(意味が分からない)で、安いメーカーオプションの方立を使わないで、方立(窓間の柱)を手作りするので割高になっている
- 説明なく高いタイプのガラスの見積もりとなっている
補助金で安くなるので割高になっていることを気にしない人が多いかもしれませんが、そこにつけこんで、ふっかけている感じがしないでもないです。でも、どこに依頼しても同じようなものかもしれません。また、どの業者も一長一短があり決めにくかったのです。そこで、最後にもう一社だけ見積もりをお願いして、判断することにしました。ネットの検索で広告を除くとほぼ2、3番以内に出てくるような業者を選択することにしました。内窓メーカーの認定施工業者が施工するので高いに違いないと思って避けていた業者がいくつかあります。現地調査および見積もりをお願いしたのは、その中のエクステリア専門で内窓も扱っているE社です。業者と関係があると思われるのも嫌なので、社名は書きません。どうしても知りたい方はお問い合わせください。このE社は上記の気になる点をすべてクリアし、格段に安かったです。
内窓を取り付けられない窓以外のすべての窓に内窓を取り付けたので、全部で13窓でした。内窓は定価総額1,457,200円でした。まず、商品代金以外の施工費など諸経費が13窓に対して77,200円です。この諸経費は他社と比べるとかなり安いです。国の補助金申請は無料です。商品代金は基本50%引きでその上総額にから130,000円の特別値引きと291円の端数値引きをして頂きました。特に値引きをお願いしたわけではないです。これに消費税を加えて760,000円でした。補助金はまだ差し引いていない状態です。国の補助金額(性能区分S)が601,000円で神奈川県の補助金が85,000円でした。つまり、最終的に支払った金額は13箇所もの内窓取り付けで、たったの74,000円でした。何か間違えたかなと思ったほどの安さです。
ただ、一点LIXILの厳しい施工規約が足かせになりました。というのも我が家には段違い窓があります。段違い窓は二つの窓が並んでいて、かつ、その2つの窓の高さが違います。二つの同じ高さの窓が並んでいる場合(連窓)にはその二つの窓間の柱となるオプションの連窓方立を使って施工できます。しかし、段違い窓の間に入れる方立をリクシルは提供していないそうなのです。業者の話では、段違い窓の間に連窓方立で施工することはできるのだけど、LIXILの施工規定では、連窓方立を段違い窓に使ってはいけない規則、とのことで施工できないと言われてしまいました。困ったなと思ったのですが、思い切って、「私がその方立を事前に設置してしまえば、あとは施工して頂けますか?」と無茶なことを聞いてみました。すると、そのような提案は初めてですが、事前にお客様が方立を設置するのであれば、特に問題ないです、ということでした。
その後、自前でできるかどうか調べてみて、できそうだったので、そのE社に施工を依頼しました。インプラスの方立はYahoo!ショッピングや楽天で普通に購入できたので、その説明書通りに施工してみました。施工自体は難しくはないのですが、まず、窓枠が意外に歪んでいるのでどこを基準にすれば良いのか、悩みどころでした。また、正確に測っても固定時にずれたりと、正確に施工するのは難しく、結局わずかですが斜めについてしまいました。でも、業者はプロですね。わずかに斜めになっているぐらいなら問題なく設置して頂きました。
E社が無料で国の補助金申請を行って頂きました。私の住んでいる神奈川県では、神奈川県民の住宅に対しての補助金が出ます。同じような補助金を提供している地方自治体は多いのではないでしょうか。神奈川の補助金は「補助対象経費の3分の1又は20万円のいずれか低い額を上限とします。」となっています。つまり、国の補助を差し引いた後の金額に対して1/3ではありません。なので、結構な金額が補助されます。かといって国の補助と合計して支払い金額は超えないようになっています。神奈川に住んでいる方は神奈川の補助も絶対申請すべきです。ある業者には間違った情報を教えられて危うく申請しないで済ますところでした。プロといえども間違っている場合があるので気をつけなくればなりませんね。
なお、神奈川の補助金申請をE社はやってくれなかったので自分でやりました。全国展開の業者だと個々の自治体の補助金には対応していないのが普通かなと思います。お役所への申請書を書くのは難しくはないですが、正直面倒です。しかも2024年度は紙での申請でしたので、その点も面倒でした。でも、補助金額を考えると大した労力ではないと思います。去年は紙での申請しか受け付けていなかったので、日本の行政は遅れていると悲しくなりました。ですが、2025年は電子申請(といってもデジタルドキュメントをアップロードできるようになっただけです)になっていました。電子申請、かつ、2回目ということもあり、かなり楽に申請できました。ただ、あっという間に予算がなくなるので、新年度が始まってすぐに申請できるように施工の準備をしないと厳しいです。2025年は2024年よりも予算達成時期が早くなってました。