太陽追尾回路の修理

前回、太陽光追尾装置が時々止まるのでステッピングモーターの昇圧を行なってスムーズに動作するようになったと書いたのですが、その3、4日後には追尾装置が完全に止まってしまいました。昇圧モジュールのin側の電圧を測ってみると13Vぐらいのはずが5.5Vしかありません。昇圧モジュールを外してみると適正値の13Vぐらいになります。バッテリーから直に昇圧モジュールを接続してみると、問題なく昇圧します。ということは、バッテリーから追尾装置の間で断線しかかって抵抗になっている場所があるかもしれません。そこでとよく見てみると、ブレッドボードに刺さっているジャンパの線とピンの接続部分が溶けているではないですか!

黒線の黒いプラスティックが溶けているのが分かるでしょうか。そこの接触が悪くなり抵抗となっていたようです。そもそもそれで電圧が降下してモーターの動作が悪くなっていたようです。その上、昇圧したものだから、より多くの電流が流れて状況を一気に悪化させてしまったようです。その部分を交換すると元通り動くようになりました。

昇圧しなくても動作するとは思ったのですが、昇圧しない時にはぎりぎり動作している感じであり、電流の調整が難しかったので、この際、昇圧モジュールはそのままにすることにしました。水平側のモーターだけ昇圧していたのですが、ついでに、垂直側のモーターも昇圧しました。一方、電圧は17Vに抑えました。

ブレッドボードやジャンパーで回路を組んでいるので、今回の修理は簡単だったのですが、その反面、信頼性は常々心配でした。これで何年間も動いていたこと自体すごいのですが、そろそろユニバーサル基盤でしっかり作り直した方が良さそうです。