水平駆動の昇圧

前回の記事で水平駆動部の修理して、一応動くようになったのですが、少し経ったら、なぜかモータードライバの駆動電流を最大にしないと時々止まってしまう状況に陥ってしまいました。モーターの駆動力が落ちてきたのか、バッテリーの電圧が微妙に落ちてきたのか、回転台の摩擦が増えてきたのか、原因は定かではないです。駆動電流を最大にするとブーンとそれなりに大きな音がするので、それも問題です。

一旦は下記図の台座に固定しているC2の位置を外側(この図では下方向)にずらすことで止まる状況は無くなったのですが、駆動電流は最大にせざるを得ず駆動音はうるさいままでした。また、回転角度が狭まってしまう問題もあります。

たまたま、別の用途で購入して使わなくなっていた昇圧電源モジュールがあったので、これを水平用のモータードライバーに接続しているバッテリの12Vを20V程度(適当ですみません)に昇圧したところ、以前と同様にスムーズに動くようになりました。上記のC2の位置も元に戻しましたが、問題なく動いています。

下の写真のモジュールは購入したモジュールのメーカーとは違いそうですが、回路や見た目は同じです。安いので気軽に使えて便利ですね。

写真の青い部品にある突起部分をマイナスドライバーで回すことで電圧が変わります。何回も回さないと電圧が変わらないので、最初は戸惑ってしまいました。いくらでも回りますが、最大最小になると一周回すごとに小さい音でカチカチ鳴るのでそれで最大最小になったことが分かります。時計回りで電圧が下がります。ただ、こららの仕様は部品によるかもしれません。

(2023/07/08追記:いろいろ調べて分かってきたのですが、ステッピングモーターの動作が不安定である原因はブレッドボードや簡易的な配線を長年使っていることで発生する接触不良による抵抗増加のようです。したがって、トルクが十分出るステッピングモーターを使っているならば、ユニバーサルボードなどで回路を組み、しっかり配線すれば、必ずしも昇圧モジュールが必要ではなさそうです。)