TOTOアプリコット便座のヒンジ部分の割れ修理

記事に書く程でもないなと思い割れた状態を写真にも撮らなかったのですが、結構同様の状況が発生しているようです。しかも、ネットで検索される修理方法が、とんでもなかったりするので、書くことにしました。

TOTOのアプリコットF1 TCF4711型の便座の右側のヒンジ部分がパカッと割れました。右側にはダンパーのようなものが入っていて、ゆっくり便座が下りるようになっています。ですので、右側のヒンジ側だけ大きな力が加わります。そのせいで、割れる場合が多いようですが、ネットで検索するとたくさん出てくるので、設計や品質に問題ある気がしなくもないです。

修理は簡単です。接着作業をし易いように、カバーを外します。カバーは柔らかいので左側を少し捻ってカバーを外します。右側の軸は長いので右側からは外れません。

便座は外れないと思いますし、外す必要もありません。接着時にヒンジに力が加わらない状態となるように何かで押さえて便座をほぼ垂直の状態とします。割れた部品をはめてみて力が加わらないことを確認します。接着には100均の2液のエポキシ接着剤を使います。Amazonでも色々なエポキシ接着剤が売られています。2液、適量をそれぞれ同量出して混ぜます。部材は中空になっているので、接着する2つの部材の接着面だけでなく、2つの部材の中空部分にもたっぷりエポキシを入れるようにします。そして割れた部材を便座のヒンジ部分にはめて、はみ出たエポキシは素早く拭き取ります。できればクランプで挟みます。ヒンジ部分に力が全くかからないようになっていれば、クランプがなくても接着されるかもしれません。これで数時間、そのまま放置すれば完全に接着されます。

上の写真は修理後ですが、ヒビが見えると思います。ということでエポキシ接着剤を使えば簡単に治せますよ。