追尾型太陽光発電の稼働

これで、すべて組み上がったはずなので、後は稼働させるだけです。

すでに、 回路の動作は確認しているはずですから、プログラムの設定はされていると思うのですが、念のため再度書いておきます。WiFiに接続するために、SSIDと暗号化キーをここ に設定します。設置場所の緯度経度をここに設定します。

設置するためには作成した追尾装置に適した回転量をプログラムに設定しなければなりませんが、その前に架台が回転するかを確認します。以前、説明した、テストモードを動作させてみてください。東から西、そして、また東と動き、変な音(トルクが足りずうまく回らないガガガとすごい音がします。)がしなければ、正常に動作していると考えられます。テストモードを抜けるにはテストモードに入るのと同じ操作をもう一度します。

では、回転量を設定しますが、まず、追尾装置の状態を測定しなければなりません。ここの定義を有効化して動作させると、まず東に向きます。次に10秒ごとに西へ徐々に回転していくので、その都度、方位を測定します。スマホで方位が測れる(結構誤差がありそうですが、問題ないと思います。)ので、架台にスマホを置いて測れば良いです。測定した値をここの配列設定の一つ目の値に設定します。値は真北が0度で東、南、西の回転方向の度数です。二つ目はリードスクリューの位置(回転数)です。リードスクリューが長い場合にはこの配列の数を増やさないといけないです。

これで設定はすべて完了です。ここの定義を再度無効化して起動すればOKです。最初は正しい位置ではないと思いますが、次の日には正しい位置になります。多分、動作が気になると思うので、これも以前説明した初期化を行えば、1日待たずに正しい位置に移動し動作を開始します。

なお、現在は15分おきに動きますが、ここの15を変更すれば間隔を変えることができます。15分は少し長すぎるので10分とか5分とかでも良さそうです。間隔を短くしてもほとんど消費電力は増えないですし、デメリットはないと思います。