太陽追尾回路の簡略化

消費電力を減らそうとモータの電源をオフにするためにリレーを使っていましたが、モータードライバーでモーターへのパワーをオフ(なお、ステッピングモーターなので回転を停止しても電流は流れ続けます)にすると、当然とは言えますがモーターへの電流はゼロとなっていました。なので、前回書いた通りリレーがほとんど消費電力の削減には役に立っていません。なお、リレーを使うなら消費電力の削減のためにドライバーへの電源供給自体を切断するのもひとつの手ですが、大した電力ではないと思いますし、リレーが煩わしいので削除することにしました。

ドライバーのenable端子で元々モーターのオンオフ制御を行っていたので、リレーを省くだけで良いかと思ったのですが、deepsleep時には GPIOの電圧が不安定になるので、モータードライバーのenable端子をpull up(抵抗10KΩ)してdeepsleep時にhigh(モーターオフ)となるようにします。下図が回路図です(追記2023/02/23 最新はこちらです)。

かなりスッキリしました。抵抗(10KΩ )が増えていますが、リレーが減ったので部品代を節約できます。プログラム自体は変えなくても全く問題なく動作しますが、もう不要となったリレー制御のためにGPIOを無駄に使ってしまっているので、その部分を削除したものをいずれ公開したいと思います。