追尾太陽光発電の駆動部の作成

次は少し複雑な駆動部分の作成です。基本部分は以下のようになっています。

駆動部分

ステッピングモーターは付属の金具で固定します。ステッピングモーターとマウントベアリングの高さが合わないので適当にかさ上げして調整します。この駆動部分と架台下の板の関係はこのようになります。

駆動部

実物はこちらです。

  

試行錯誤してしているので実物は継ぎ接ぎになっています。上右の写真に写っていますが、架台や架台下の板への接続は板付きボルトでは亡く、厚みを避けるために簡便な物を使っています。

この架台下の板に取り付ける部分は、リードスクリューに挿しているだけなので独立した部品です。試行錯誤したので実物はヨの字型になってしまっていますが、この図のようにコの字型で十分だと思います。リードスクリューをナット以外にもう1枚間隔をあけた板に通していることでナットに対するリードスクリューの差し込み角度が固定されるので、動きが安定します。なので、板の穴はリードスクリューが通るだけのサイズであり、隙間がない方が良いです。最初はこの1枚がなくてうまく動きませんでした。ただ、間隔をあけすぎるとその分可動範囲が狭まるので注意が必要です。この部品を横から見たのが下図です。

接合部

この部品にマウントベアリングを取り付けそれを介して架台下に接続します。架台側には回転部と同様に板付ナットなどを使ってボルトを固定します。

この駆動部を架台側にも取り付けなければいけないので、板を横に取り付けて、その板で架台側に固定します。それが次の図です。

駆動部

ここも同様にマウントベアリングを使って架台に固定します。両端を検知するためのリミットスイッチもこのように取り付けます。 私は間違って大きなリミットスイッチを買ってしまいましたが、もっと小さいので十分だと思います。

実物はこちらです。

  

なお、最近台風でもないのに強風が多くて気付いた点があります。強風であってもリードスクリューが大きく回ってしまう事はないのですが、長時間の強風時の強弱の風により、わずかにリードスクリュー( 5mmぐらい)が回ってしまいます。リミットスイッチのGPIOをケチった(将来の垂直追尾のためです)ので、どちらのスイッチがオンであるかが分かりません。したがって、少し動かしてどちらがオンかを判断していますが、わずかと言えどもリードスクリューが回って、深くスイッチが押し込まれると、動かして判断できなくなります。これを回避するために、左右の端でスイッチが押され時に、それ以上進まないように物理的にもストッパーがあった方が良いです。