3Dプリンターの調整

3Dプリント(Pxmalion CoreI3)のテストとして出力した例を幾つかお見せします。調整が悪いのが一目瞭然で恥ずかしいのですが、私のような初心者にとってはきっと良い情報になるかなと思います。まず最初にコントローラー用のつまみをプリントしたものがこれです。

色が白いために凹凸が分かり辛いですが、実は不規則にしか見えない凹凸になっていて、しかも、コントローラーに刺さらず、テストにもならないゴミを作ってしまいました。

次に付属のシリンダーを途中まで出力しましたのがこれです。

これの右側が調整前で、左側が調整後です。右側の円が円になっていなかったり、接続されているべきだと思われるところが、接続されていなかったりで、正しく出力されていないことが分かります。

ただ、これだと何が問題なのか初心者には分からなかったので、もっと単純な円を出力することにしました。
付属のCure(3Dモデルからプリンタ用の形状に変換しプリンタの命令コード生成するツール)はバージョンが古いですが、動かなくなると嫌なのでバージョンアップせずに、マニュアル通りにPCにインストールしました。(後でCureをバージョンアップしてましたが、やはり、すんなりとはいかなかったですので、最初はバージョンアップしないのが正解です。)次に3Dモデルを作成するツールですが、FreeCADを使いました。使い方はネット上にたくさん載っているので、ここでは省略します。FreeCADで円形のモデルを生成して、stlのデータファイルを生成し、それをCureで読み込んで、gcodeを生成しました。そのgcodeを出力したのが、これです。

これも右側が調整前で、左側が調整後です。明らかに円になっていません。ただ、X軸が悪いのかY軸が悪いのか、それとも両方が悪いのか、よくわかりません。結局両方のリニアシャフトの滑りを良くし、タイミングベルトをきつくして調整しました。調整をしてみると、どうやらヒートベッドの重さがタイミングのベルトのゆるみを増大させてしまい、同じY座標値にも関わらず、Y軸が端に向かっていく時と端から中心に向かっていく時で、実際の位置がずれてしまうことにより円形が歪んでいたことが分かりました。ということで調整してほぼ円の状態になりました。