動画データ化

一片のフィルムを4フレーム単位に撮影した複数の画像から、重複なく、かつ、欠落なく、すべてのフレームを抽出する方法を前回説明しました。
その通りに実行するプログラムを作成して、実際に一片のフィルムからすべてのフレームを抽出してみました。
さらっと書くと簡単にプログラムが作成できたように思われるかもしれませんが、試行錯誤の連続でして、こちらもフレーム抽出と同様、予想以上に大変でした。
もし、使ってみたいという方がいればソースコードを公開してもいいかなとは思っています。

以前、アニメgifで動画っぽく見せましたが、今回はまじめに動画データにしたいと思います。
プログラムから呼び出したかったのもあり定番のffmpegを用いました。
ffmpegを用いて静止画から動画にする方法は山のようにネット上で書かれているので、どんなコマンドで動画を生成したかだけ書きます。
実際に実行したコマンドはこれです。入力の画像ファイルは”f-00001.png”というフォーマットで”00001″の部分が連番のフレーム番号となります。

ffmpeg -start_number 1 -framerate 16 -i  f-%5d.png -vcodec libx264 -pix_fmt yuv420p -r 16 output.mp4
  • -i:入力画像のファイル名フォーマット(%5の部分は連番)
  • output.mp4:出力動画
  • -framerate :入力画像の想定フレームレイト(今回の8mmフィルムは規格から16fpsのはずです)
  • -r:出力動画のフレームレート
  • -start_number:入力画像のファイル名連番の開始番号
  • 他:おまじないと思ってください(実は私もよく分かっていません)

これで生成された動画がこれです。

やはり、結構ぶれていますが、一応映像に見えますね。やっとここまでたどり着きました!
ぶれやノイズはいろいろ調整できそうなので、すこしずつ改善していこうと思っています。