ビネガーシンドロームでダビングができない!

実家に何本もの8mmフィルムが保存されている段ボール箱がありました。久しぶりに、それを開けるとお酢のにおいが。そう、これがビネガーシンドロームという8mmフィルムの劣化現象です。見た目問題なさそうなものから、完全に劣化したものまで…

うーん、これはやばい。さっそく、ネットで8mmフィルムのダビングを行なっているフィルムメーカーを探し出して依頼しました。いいお値段で半分ほどの8mmフィルムをDVDにダビングして頂きましたが、劣化がひどいものは無理とのこと。

後になって気づきましたが、劣化していなければ、個人向けの比較的価格の安いダビング装置(サンコー 8mmフィルムデジタルコンバーター スーパーダビング8 ANFMCNV8)が販売されているので、そこそこフィルムの本数があれば、その機械を買った方が安上がりです。中古も出回っているみたいですし、新品買ってもダビングが終わったら売ればいいし。

劣化がひどいフィルムをあきらめきれず、ネットを探すと劣化したフィルムからダビングする方法を詳しく説明したサイトがあり、望みを託してそこに依頼してみました。すると、さらにいいお値段で、数本がDVDに変換できましたが、残りはできないとのこと。

うーん。確かにフィルムをリールから外そうとするとバラバラ割れるので難しいのはわかるのですが、像が残っているのがはっきり見えます。何とか映像ではなく画像としてでも良いので何枚か取れないかと、ダビングして頂いた人に聞いて見ましたが、そういうサービスはやってないとのこと。その後、さらに別の所にも見て頂きましたが、残ったフィルムはやはり劣化がひどくて無理だと言われてしまいました。

プロもダビングできないとなると、捨てるしかないかと思いましたが、どの道捨てる運命なら、その前に、自前でどこまでやれるか、試してみようかと思います。